忍者ブログ
感情願望欲望すべて赤裸々むき出しの毎日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「空」を読みました。通しで。久々に。
小説に関するインタビューで庄司は「実体験も入ってる」と言いますが、空に関してはほとんど感じてませんでした。でも今回読んで、「あ」「これはもしかして」と思う場面がありました。
一つは動物園でのホッキョクグマの交尾。庄司の単独ライブのOPでは庄司の撮った様々な写真が流れるのですが、その中の一枚にあったのです、ホッキョクグマの交尾w その写真を見た時に妙な既視感を覚えたのですが、そうか、空で一回そういうシーンを読んでたから感じたのかな。
他にも、それまで振り回されっ放しだった主人公がヒロインをキャンプ場に連れて行くという場面。庄司本人もインタビューやらでキャンプ場の夜景がキレイと推していた記憶があります。小説内で出て来たのと同じキャンプ場ではなかったと思いますが。やはりターニングポイントやキーになる場面では実体験が出て来るものなのでしょーか。


そんでここからはちょいと生意気に、私なりに感じた良い部分、改善した方が良い部分なんかを。

庄司は情景描写や動作の描写はかなり上手いと思います。
誰かが何処かに行った。何かをした。その時の風景、起きた出来事、した事。
そういうものを描くのは凄く上手い。描き方も工夫されてて、目の前に光景が浮かびます。

でも反面、心情描写ははっきり言ってかなり拙い。
喜怒哀楽をそのまま書いてしまう。「ショックだった」「理解出来なかった」って言い回しがかなりの回数出て来ますが、それがどうショックだったのか、そういった描写が少しでもあれば全然違うのにな、と思います。
設定や情景は凄く良いのに感情の掘り下げが浅いと淡白に通り過ぎて行っちゃうよ! 勿体ない!
それに気持ちなりを具体的に掘り下げて考えるのって、お笑い的にも大事な事だと思うのです。是非今後物語を書く時は掘り下げて書いて欲しい!

私が読んでて改善した方が良いと思った部分の八割は↑に集約されているのですがw
他に今後こうした方が良いな、と思うのは、登場人物の名前かな。
交換日記と空と、たった二つの小説ですらかなりの割合で被ってます。
小松勇次と菊池勇介、中川かおりと松井香織、菜々子と奈々。
前者が空で後者が交換日記なのですが、被り過ぎでしょw 自分で書いててびっくりな被りっぷりだ。
庄司は「花のことば」の時も名前の部分を「○○は~」で書き進めてましたし、恐らく登場人物の名前を決めずに書いてるんだろうなあと思います。だからか、本文中に出て来るのは専ら「彼女」。
主人公視点の文章だし、ほとんど主人公とヒロインの二人で話が進んで行くので、「彼女」でも全然構わないと言えば構わないのですが、それじゃあ感情移入がしにくいと思うのですよ。未だに空の登場人物の名前うろ覚えですもの(´・ω・`)
彼氏彼女の関係なのかどうか微妙っていう設定上「彼女」なのかな? でも物語の中で呼び捨てで呼んでるんだから、地の文でも普通に名前呼びで問題ないし。やっぱし名前決めずに書いてるからなのかなあ。
せめて会話文ででももう少しお互いの名前を呼び合ってても良いと思うんだ。時たま「勇次」「かおり」って呼んだりすると、一瞬「誰だ?」と思っちゃうのです。
交換日記だと父母二人は先輩後輩だからお互い苗字で呼び合ってたし、現代主人公の恋愛でもお互い頻繁に名前を呼び合ってたから結構覚えられたんだけどなあ。
もう少し、名前をつけたり、登場人物そのものに庄司自身が感情移入してキャラを固めるっていう事が必要じゃないかなと感じました。交換日記は父母のキャラがかなり固まってたから感情移入し易かったと思うんだあ。花のことばも「僕」に参考にしたおじさんがいたからかかなりキャラが立ってて感情移入出来ました。


うん。
回想やら自分の思いを挟み込むタイミングはナイスタイミングだと思う。非常に良い。
それにさっきも書きましたがやはり情景描写が良い。心情を書くよりもむしろ情景描写の方がダイレクトに心情を伝えてくれるんじゃないかと思うくらい良い。
後、これは庄司ではなく編集さんか担当さんかの仕事だと思うのですが、章? の題が…w 交換日記だとネタバレだし、空はネタバレはなくなってましたが何だか淡白。あれだったらなくても良いんじゃないかなと。
それと、助詞の間違いみたいなのってチェックしないのかなーと思いました。ちょこちょこ読んでて違和感を感じる部分があったので。そういう点でも、空は少し作り込みが甘い様に感じました。

ずーっと交換日記と空を較べる形で書いちゃいましたなw ゴメンヨ! 空の設定や遊びに行ってるシーンとか凄く好きなんだけども! どうしても較べちゃう!
今後は恋愛小説以外も読んでみたいなあ。
上にも書きましたが情景描写は凄く良いので、情景に重きが来る、郷愁的な雰囲気の懐かしい気持ちになる話とか、良いんじゃないかなあ。主人公目線じゃない地の文での物語の方が合うかも知れない。

そう言えば、「恋愛」って考えるとどしても私はマンガなんかの影響か高校生をイメージしちゃうのですけど、庄司の話は全部主人公は30前後だったり花のことばでは40だったり、青年壮年層ですね。そんでどの話も長い時間が流れてる。
何か、イイ。
PR
忍者ブログ [PR]


Designed by A.com
カレンダー
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
ゴジえもん
パソコン:ゴジ子
iPod:ゴジら

かなり偏った趣味においてテレビの感想などをづらづらと
アクセス解析